概要
ことば | 健康食品 |
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よみがな | けんこうしょくひん |
英字表記例 | health foods |
意味
特定の成分による健康増進の効果感を広告等で表現した食品。
健康成分
健康食品やサプリメントは、何らかの成分を売りにしていることがほとんどです。
これらの成分が実際に有用な効果感をもたらすかどうかは、各使用者にしか判断できません。
健康成分とプラセボ効果
成分の効果に懐疑的な人は、健康食品の配合成分が本当に効いているのではなく、たまたま効いた、あるいは効いたと思い込んでいるだけだと認識します。
本当の効果ではなく、プラセボ効果で効いたと感じているだけだ、と揶揄することさえあります。
しかしながら、成分の効果とプラセボ効果をを区別することは困難です。
むしろ、この区別自体に意味がありません。本当の効果なるものとプラセボ効果を別々に考えることはできないのです。
本当の効果とプラセボ効果
本当の効果とされているのは、一体何でしょうか?
好意的に捉えるならば、「摂り入れられた成分分子が体内の生体分子と結合し、何らかの働きかけをすることで身体状態を改善する効果」でしょうか。
仮にそうだとして、この本当の効果とプラセボ効果が同時に現れた場合、どのように見分けることができるのでしょうか?
簡単には見分けることができないが、特定のタンパク質などを詳しく調べれば判別できる、と考えても間違いではありません。
見分け不可能な物事を、あえて見分けない
しかし、プラセボ効果と本当の効果の合わせ技で効果感があった、と考えた方がずっとシンプルで、スッキリするのではないでしょうか?
あるいは、健康食品の配合成分は、プラセボ効果の発現率を高めるために入っているのだと発想を転換してみてはいかがでしょう。
だまされた気分になってしまうのが欠点ではありますが、「効果感のあり・なし」においてはだまされたもの勝ちと言う気がします。
効果感があったと確かに実感できるのなら、それが本当の効果だろうが、プラセボ効果だろうが、区別は不要です。
注意事項
当社では、健康維持の最も重要な要素は、「普段の食事」、「睡眠」、「適度な運動」であると考えており、本文内容は健康食品やサプリメントの摂取を奨励するものではありません。