たぶんこれ、「プラシーボ」か「プラセボ」を表現しているのだろうけれど。そんな表記の揺れをインターネットの検索キーワードから拾ってみました。
間違いというよりは、むしろ、外来のカタカナ語として様々な読み方読まれ方が混在しているといった方が良いかもしれません。
プラシーボ/プラセボ
- フラシーボ/フラシボ
- ブラシーボ/ブラシボ
- ブラセーボ/ブラセボ
- ブラセポ
- ブラシポ
- プタセボ薬
- プアセーボ/プアセボ
- プラケーボ(ラテン語読みをカタカナ表記にするとこれが一番近い、らしい)
- プラシボ
- プラシーヴォ
- プラジーボ/プラジボ
- プラシイポ
- プラシーモ
- プラセーボ
- プラーセーボ
- プラセイボ
- プラゼボ
- プラボシー
- プリシーボ
- プルセーボ/プルセボ
- プレシーボ
- ポラシーボ/ポラセボ
- ポラシーポ
濁音、半濁音が混じっちゃうようですね。問題なく伝わると思いますけれど。
作品名
言い間違いや書き間違いではありませんが、吉岡榊先生のマンガ作品名に『プラッシーボ』(講談社)があります。
また1965年に提出された論文タイトル『プラセボーに関する諸問題』(桜井図南男、精神医学・7:857-866)に見られるように、「プラセボ―」という表記がなされたこともあります。
placebo
- pracebo(ド定番のL⇔R)
- placevo(ありがちな、ボとヴォ)
プラシーボ効果/プラセボ効果
- プハセボ効果(キーボード入力ミス?)
- プラシボー効果(英語以外でこう読むこともありそう)
- プラッシーボ効果(スタッカート、みたいな)
- ブラシーベ効果(わらしべ的な?)
- プラシャーボ効果(シャーマニズムとの関連が…?)
- プラポシーボ効果(ポップ感パないですぅ…)
- プラボシー効果(ぼしい!…じゃない、惜しい!)
- スパシーバ効果(スパシーバ Спасибо:「ありがとう」と言う意味のロシア語)
- トランシーバー効果(ウケ狙いでわざと…、かもしれません)
- ムラシーバ現象(渋滞の原因…?)
これらはもうそういう効果として認めてもいいんじゃなかろうか…と思うくらいしっくりくるものもあります。
ノシーボ/ノシーボ効果
- マイナシーボ(“プラス”シーボの反対は…)
- ナイナシーボ(効果がなくなることを明示したい場合はこれでOK?)
- ノンシーボ(綴りは「nocebo」なので「no”n”cebo」ではなさそうです)
偽薬/擬薬
- 疑薬
偽薬も「疑似薬(ぎじやく)」などと言ったりするので、あながち間違いとは言い切れないのかもしれません。
プラセボ製薬株式会社
- プラスボ製薬
- プラセバ製薬
じつはこうした名前の会社が実在しているのかも。